ZEH義務化延期について思うこと

どうも!八郎です!!
昼間にネットサーフィンしていたら、ZEH義務化の延期の記事を見ました。
そこで注文住宅を最近建てたばかりの、情弱40代おっさんがZEH義務化延期について思うことを今回は綴りたいと思います。

そもそもZEHを知らない人が多い

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ZEH義務化の目的は、強引に意訳すると

  • 高断熱性能の家(外気温に室温が左右されにくいことで、空調等の電気代を抑制)
  • 高性能の設備(空調)で電気の使用を抑制(二酸化炭素の排出抑制につながる)
  • 創エネルギーの家(太陽光発電で電力を創出+蓄電池の設置)

の3項目について、政府が基準を設置しそれを満たした家が「ZEH」と認定されます。

…って知っている人どれくらいいるんでしょ?
家を買おうとしている人は、知っているかもしれませんが、家を購入する意思のない人は知らない人が多いと思います。
八郎も、注文住宅の世界に足を踏み入れるまで知りませんでした。
そんな状態で、ZEHが我々の意識の中に浸透するとは思えませんよね?

補助金を「家購入の『足し』」としか考えていない

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これは、我々の意識が低いとか言うつもりはありません。
補助金をマイホーム購入の足しに思うことは当然だと思うし、八郎もそれが悪いなんて全く思いません。
「マイホームを買う」、ということは、大多数の方が多額のローンを背負い、毎月利息と共に返済していく事になると思います。
多額のローンなんて背負いたくないし、1万円でも安くマイホームを購入したいと言う思いは、当然過ぎるくらい当然のこと。
だとすれば、普通のおうちなら○円、ZEH仕様の家にするなら×円、ZEHの補助金が□円だから、差額がどれくらいか?
ZEH仕様の家にするメリットはあるかどうか。。。
そこには、お金の損得しか考えていない方が殆どだと思います。
もう1度言います。
そう思うことは、当然であって悪いことでは全然ありません。

補助金をばら撒けば浸透するなんて算段は甘い

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崇高な理想がある一方で、その崇高な理想の啓蒙には力を入れず、端的に補助金をばら撒くことで、浸透させようとする政府は考え方が甘すぎます。
もう少し、啓蒙活動に力を入れるべきだと思うし、お金をばら撒けばその内浸透するだろう的な見切り発車では、真の浸透には程遠いでしょう。
昔、エコカー減税を実施し、エコカーを普及させようとした取り組みがありました。
しかし、そこに「エコロジー」を考えた人は少なかったと思います。
「エコカー減税」+「燃費向上によるガソリン代の節制」がエコカーの新車代金をペイできるかどうかが盛んに議論されました。
そこには、真の目的のエコロジーは蔑ろにされ、元が取れるかどうかに注目が集まりました。
例は違うかもしれませんが、ZEHの補助金も、エコカー減税も、似たような匂いがします。
そんな方法で、エコロジーへの意識が高まることはないでしょう。
現に、エコカーの導入でエコロジー意識が高まったとは思えません。
(政府もエコロジーを意識させる、と言うよりは旧態依然の車からエコカーへ切り替えさせるのが最大の目的だったでしょうが)

HMも補助金を「値引き代わり」としか考えていない

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ZEHの浸透には、ZEH仕様の住宅を施工するハウスメーカーの関わり方が非常に重要になると思います。
しかし、最前線で施主にZEHについてアピールをしていかなければならないハウスメーカーがZEHについてどう思っているかも重要です。
大手ハウスメーカーのHPこそ、ZEHについては、概ね政府の意図を組み込んで、噛み砕いて我々に説明しています。
しかし、実際に注文住宅の打ち合わせで出てくるZEHの話は「補助金が~」「補助金が~」がメインです。
そりゃそうですよね。
「補助金」なんて分かりやすい値引きに代わる材料はありませんよね。
ハウスメーカーもZEHの「補助金」を値引き代わりにしか考えていないと思います。
現に、某ハウスメーカーとの打ち合わせで、かるーくZEHについて問い合わせたところ、

「ZEHの補助金はありがたいんですよね~、その分値引きしなくて済むんで♪」

とはっきり言ってくれたのが印象的でした。
もちろん、この営業の言葉がハウスメーカーの営業の創意だとは言いません。
しかし、こういう意見が営業の中で蔓延っている以上、ZEHの意味を浸透させることは難しいだろうと思いましたね。

年々不透明になっていく売電価格と売電の未来

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創エネには投資が必要ですよね。
そう、太陽光発電システムの導入です。
太陽光システムの導入には、1kw搭載するのにおよそ30-40万の投資が必要です。
ZEH仕様を満たすには家の広さにもよりますが、4人家族30坪の家で約5kwの搭載があれば使用を満たすと思われます。
と言うことは約150-200万のイニシャルコストがかかります。
それに引き換え、太陽光発電の売電価格は、住宅用で2009年当初、単価は48円でした。
しかし、太陽光発電の普及と共に売電価格は年々引き下げられ、今では売電単価は26-24円にまで下がっています。
売電単価は10年経過で半額になりましたが、残念ながら設備投資は10年前の半額にはなっていません。
これで、昼間の電気代をペイしつつ、余った電力を売電して設備の償却に当てるのは不安が残りますよね。
更に言えば、売電単価の保障は最初の10年のみ。
その後の売電単価は未だ不透明です。
10年を経過して売電できるのかどうかも、単価が幾らになるのかも、今は霧の中です。
そうなると、初期投資をペイできるのかどうかを、よく考えて決めなくてはなりません。
また、太陽光発電は、天候に大きく左右されます。
周囲の環境の変化でも発電量は変化していきます。
非常に「投資が回収できるかどうか」については不確かな設備であることは間違いありません。
タダでさえ、多額のローンを背負うことになる中で、このような不透明な設備に投資するのも勇気が要りますよね。

HMと政府はZEHに対しての考え方を変える

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このように、ZEHに対する意識は、政府・ハウスメーカー・施主(もっと広く取れば国民)との間に大きな隔たりがあると言わざるをえません。
施主の意識は変わらないと思います。
1万円でも安く建てたい、と言う意識は至極当然のことですよね。
ZEH仕様の住宅の市場を開拓するのは政府の仕事、成熟させられるか否かはハウスメーカーにかかっていると思います。

まずは、政府がお金をばら撒いて浸透させる「だけ」の方法を改めること。
家は車より桁が1個増える買い物です。
エコカーを浸透させるための施策のエコカー減税よりもZEHの浸透については更に厳しいハードルがそびえています。
補助金ありきだけでは、最後損得計算が全てになります。
そうならないような、二の手三の手を考える必要があります。

ハウスメーカーも、補助金を「値引き代わり」と考えているのであればその意識を改める必要があります。
一条工務店を手放しで褒める訳ではありませんが「家は性能」と歌って、高断熱の家の素晴らしさをアピールするやり方は、施主をエコロジーに意識を向ける大きな手段の一つだと思います。
一条工務店のブロガーやインスタグラマーが意識高い系の方が多いような気がするのも、一条工務店の企業理念とリンク・シンクロしている人が多いような気がします。

最後に筆者のつぶやき

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今回は、珍しく固い題材を取り上げてみました。
今まで当ブログではZEHについてほぼ取り上げなかったと思います。
その理由は、今実施されているZEHについて調べれば調べるほど、「補助金目当ての手段」としか考えられなかったからです。
そんな要素は、別に取り上げるまでもないなー、と言うのが個人的意見でした。
おうちをZEH仕様にすることは全然悪いことではないです。
むしろいいことだと思います。
しかし、ZEHに対する施主と、政府・ハウスメーカーとの溝は非常に大きいと思います。
ZEH義務化となると…政府・ハウスメーカーの意識ややり方を変えていかないと到底無理な気がしますね。

今回は以上です。
最後までご覧頂き、ありがとうございました!!

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