【第14話】平屋 のち 暴風雨

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どうも!八郎です!!

 

C社の分譲地は残り1件。

土地価格は1700万と予算をかなりオーバー。

土地だけで財布がピンチでグロッキー間近の八郎に、営業はプレゼンする気満々です。

それでは、続きをどうぞ!

 

 

 

営業「実は、この土地、温めているプランがあるんです。ご覧になりませんか?」

 

 

 

若手猛烈営業は、グロッキー寸前の八郎家を追い込むようにプレゼンをかけてきました。

普通、間取りって、客があーしたい、こーしたいって言うのを考慮しながら作るのが普通じゃないの?

営業が自らで「温めているプランがあるから見てくれ」と言うパターンはどれだけレアなのか?それともそういう提案もままあるものなのか…

 

正直、自分の検討予算が違いすぎて一刻も早く逃げ出したい気持ちでいっぱいでしたが、営業の熱意に負けて話を聞くだけなら…という思いはありました。

 

 

 

八郎「話を聞くだけでしたら…」

 

 

 

と言うと、営業は「少々お待ち下さい」と言い残して嬉しそうに後方に下がっていきます。

 

 

 

八郎、嫁を見る。

「(予算オーバーすぎてムリムリムリ)」

と言わんばかりの全力で頭をブンブンする嫁。

やはり、抱いている気持ちは同じようです。

 

 

 

嫁「でも、家は本当に素敵よね…(小声)」

 

 

 

これも、俺も同じ気持ちです。

これが予算内で購入できたら、どれだけ素敵だろうか…交渉の余地は少しでも良いからないだろうか…

 

そんな1mmも無い突破口を思案しているところに、営業が戻ってきました。

顔は嬉しいのかニヤついているようにすら感じました。

 

 

 

営業「こちらになります」

 

 

 

そういって2枚の紙を広げました。

 

そこには外溝のイメージと、間取りがありました。

展示場と同じ「平屋」の提案です。

土地が若干広いこと、そして南東の角地でロードサイドに面していることから、採光には問題が無いことから思い切った平屋にしてきたと思われます。

 

 

 

八郎「むむむむむ」

 

 

 

これは、若手営業が披露したくなる気持ちがわかりました。

外構は文句無く素敵です。

車は2台しか止められないんですが、切妻と片流れ屋根を組み合わせた個性豊ではあるがうるさくない外観。

玄関の程よいアピール感が目を引きます。

間取りは無難な3LDKです。

玄関から、右側がLDKスペース、左側が和室・寝室スペースです。

寝室スペースの1部屋はドアが2つあり8畳のため、仕切りを入れて分割も可能です。このパターンはA社の建売にもありましたし、最近このようにぶち抜き&壁で仕切らないでドア2箇所設置パターンが増えているようです。

スペースと言い間取りと言い、特筆すべき点はありませんがそれだけにシンプルで使い勝手もよさそうで、何より住みやすそうです。

また、片流れ屋根のスペースは屋根裏として、秘密基地仕様になっています。男心をくすぐられるスペースです。

 

 

 

営業「ここは、部屋として提案していますが、吹き抜けにして採光を確保するのもありかと思います。」

 

 

 

そう言われて尚「むむむむむ」となってしまいます。

平屋で、片流れの上からも採光し、昼間は明るい我が家。

想像しただけでにやけてしまいます。

 

しかし、嫁に目をやると、眼がマジで怒ってます…

営業を睨みつけているような気すらする。

何が嫁をそうさせているのか…

 

 

 

しかし、問題は嫁の態度だけではありません。

そう、価格です。

土地込みの価格で、果たしていくらかかるのか。

ここまで明確に間取りとイメージが出ていれば、価格もかなり細かい線まで出ていそうです。

 

 

 

八郎「これで、大よそいくらぐらいかかるんですか?」

 

営業「はい、4500万程になります」

 

八郎・嫁「」

 

 

 

この営業、我々のお客さまシートの予算の1000万上を軽く越える価格を提示しました。

まあ、3500万と書いた八郎家も問題ありますが、温めていたプランを披露したかったとはいえ、その1000万以上の価格を提示する営業の神経も疑いたくなります。

非常に八郎にとっては魅力的なプランでしたが、価格に現実味がありません。

これは、「やんわり断って帰ろう」、と思案していたところに、嫁が唐突に口を開きます。

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嫁「すみません、とても我が家の予算ではC社さんでは建てられそうにありません。用事もありますので失礼します。」

 

八郎「」

 

 

 

嫁の行動に今度は絶句です。

普段はこんな強硬なことはしない、どちらかと言うと物静かな性格なんですが、こと家づくりに関しては予測不能な行動がちらほら出てきます。

嫁は立ち上がり、帰ろうと促してきます。

流石に慌てた営業も、

 

 

 

営業「いや、価格の方は勉強させて頂きます、たとえb」

 

嫁「用事もありますので失礼します」

 

 

 

嫁はすごい勢いで出口に向かって行きます。

八郎も、何が何だかわからないまま、「すみません、失礼します」と頭を下げて嫁の後を追います。

 

 

 

こうして、アポなし展示場突撃は、散々な結果に終わってしまいました。

 

 

 

とりあえず車に乗って嫁をなだめようを話を聞いて見ます。

 

 

 

嫁「あの営業、絶対私たちをバカにしてた!悔しい、絶対C社では家建てない。すごく素敵なおうちだったのに、あの担当は許せない!」

 

 

 

嫁の怒りはとどまることを知りません。

何がそんなに気に入らないのか聞いてみたら、

 

・我々の希望も聞かずにプランを披露してきたこと

・予算は3500万と記入したのに4500万の価格を提示したこと

・お前らにはうちの物件は買えないんだよ、と言いたげな視線を嫁に投げてきたこと

 

と言っていました。

八郎も、世間知らずの予算を記入したことは非がありますが、

何も所見で、予算の1000万プラスのプランを、希望も聞かずに提示してきたことには疑問が残りました。

ただ、八郎にはプライドが無いので4500万と言われて、ああ、これは無理ゲーだ、としか思わなかったし、若手営業が見下した視線を投げたとしても、事実なのでそこは受け入れなければならない事だとは思いました。

 

こうしてC社とはこれっきり。その後何の連絡もありません。

ちなみに最後の土地といわれた1700万の区画はそれから2か月ほどで完売したのか、区画全てに「済」のマークがつきました。

 

 

 

どれだけ素敵なHMであっても、営業との相性が合わなければ、そこで家を建てることは出来ない。

結局、家を建てるかどうかは営業との相性で決まる…そう感じた出来事でした。

(次回へ続く)

 

 

 

こうして、C社への突撃は空振りに終わった八郎家。

この後八郎家が取った行動とは?

次回「ミッフィーに癒されに」(壮大なネタバレ&HMバレ)

君は、選び抜くことができるか。

 

 

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